歯科医院で必ず言われる正しい歯の磨き方

歯磨きをするタイミング
一日の中で、一番最初に歯磨きをするタイミングはどこだと思いますか?
歯磨きといえば食後のイメージが高いと思いますので、朝食後と答える方が多いのではないかと思いますが、実はそうではありません。
一番最初に歯磨きをするタイミングでベストなのは、起床後すぐになります。口腔内の細菌は、寝ている間にかなりの量が増殖されるといわれているので、朝起きてすぐの口腔内は細菌だらけといえます。その状態で食事をすれば、口腔内の細菌も一緒に体内に取り入れることになりますので、起床後すぐに歯を磨くことは非常に重要なことになります。
また、寝ている間に細菌が増殖されるのであれば、夜の歯磨きのタイミングは寝る前がベストということになると思います。
食後の歯磨きは、ごしごしと磨くことよりも、食べかすを取り除く程度で実は問題ありません。その理由は以下に述べていきたいと思います。
何故虫歯になるのか
しっかりと歯磨きをしていても、虫歯になるのは何故なのでしょうか。
それには、歯質も大いに関係していますが、唾液の働きがかなりの要因を占めていると思います。
食事をすると、口腔内は酸性に傾きます。その酸性の状態から中性の状態に戻してくれるのが唾液です。そして酸性から中性の状態に戻るまでは食後およそ30分から40分ほどかかるといわれています。食後すぐにゴシゴシと歯磨きをしてしまうと、酸性の状態で磨いていることになるので、歯のエナメル質が削れてきてしまうのです。更に言えば、歯を保護してくれる唾液まで洗い流してしまうので、食後すぐの歯磨きはあまりお勧めできません。
とはいえ、食事をすればどうしても食べかすはついてしまうので、しばらく放っておけば口臭の原因にもなります。ですので食後は食べかすを取り除いて口腔内を清潔に保っておきましょう。