しっかり歯磨きをしていても虫歯になるのは何故なのか

歯科医院によって、得意分野や不得意分野はありますが、歯の磨き方はどこの歯科医院でも大抵同じことを指導されると思います。
そのポイントは主に3つに分けられ、まず一つ目は歯ブラシの毛先を歯に垂直にあてるということ、二つ目は軽い力で磨くこと、三つ目は一つの歯に対して20回は磨くこと、の3点になります。
まず一つ目の点に関することですが、歯に垂直といっても、歯の面も直線ではありません。上の部分と下の部分の2つに分けて磨くとより磨きやすいかと思います。上の部分に関しては真横から垂直に当てても良いと思いますが、下の部分は歯茎の際の部分も含まれおり、特にその際の部分に歯垢が溜まりやすくなっています。垂直に当てていては、歯と歯茎の溝の部分を磨き残してしまいますので、歯の下部分は斜め45度くらいの角度で当てると丁度その部分にも歯ブラシが届くようになります。
そして二つ目の点に関してですが、これが割と難しく、一生懸命磨いているうちに、段々と歯ブラシを持つ力が強くなってしまう方が多いので注意してください。あまり強く磨いていると、歯のエナメル質が薄くなり、知覚過敏を引き起こす場合があります。
三つ目ですが、一本の歯に対して20回のブラッシングは中々時間がかかる作業です。しかし実際これだけ磨かなければ、歯の表面についている歯垢はとりきれません。朝は忙しくて時間がなければ、夜寝る前に歯磨きの時間をしっかりとるようにすると良いのではないでしょうか。